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PSYCHE VAN HET FOLK(ドイツ語圏又はオランダ語圏?)に掲載されたレビュー

 
私(筆者)は、本当にこれらの日本製チェンバーフォーク(室内民俗調音楽か?)が、気に入っている。例えば Cinnorama、個人的に二枚目を待っているZypressen、 だいぶ、強く、そして異質なふるいにかけてしまっているが、Lacymosa等だ。
だから、本作、AUSIAの「かさかさ」のリリースを知ったとき、私は飛びついた。そして、その後一秒として後悔はしなかった。 ジャズの滑らかさ、民俗音楽の甘美さと旋律的な質を併せ持つ本作は、ただ、古典に影響されただけの物ではない。
美しい生ギターの音色と、笛の達人技。チェロのようなヴァイオリンとギターによって奏でられる多様な音色の根幹に、様々な種類の笛がかぶさる。それはポーランドのKwartet Jorgiの最盛期を髣髴とさせる。
ほかのどのグループよりアート/室内民俗音楽に傾倒しているにも関わらず、RIOの愛好者にも、苦も無く受け入れられる事だろう。
本作中、原典をW.Shakesepereの戯曲にとる、『12夜 When That I was a little tiny boy』や、ジェスロタルの『Mother Goose』のカヴァーが、素晴しいアートチャンバー調で解釈されて唄われる以外は、全て、旋律的に非常に多彩な器楽曲となっている。『Short summer in Valhalla』では、ギターの代わりにバンジョー(実際にはマンドリン:訳者注)で演奏され、曲の始めには付き添うような感覚で奏でられる主題の後には、あたかも決闘の様相を呈した即興演奏に入り込む。『Lost on the way home』は、より生楽器の特色を生かした、ギターに導かれるような曲。最後の曲、『かさかさ』は全てのメンバーが即興とリズムにその聴くものがしばしばインド古典音楽にだけ認められるような達人技を、余すところ無く披露する(時には笛さえもタブラのような効果でリズム全体を発展させさえする)。素晴しい作品。強く推薦する。










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